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auひかりマンションタイプGの評判と速度(G.fast方式)

FTTHの工事ができないマンションやUR団地では、光回線契約時にVDSL(電話線)による開通を行いますが、VDSLは遅いという評判が多いです。

auのマンションタイプGについて

そんなVDSLタイプのマンションインターネットの高速化を実現する「G.fast方式」と「G.fastを採用したauマンションタイプG」が、マンションでは非常に高速だと評判です。

光ファイバー導入工事ができない集合住宅ではJCOMのハイブリッド方式に並んで最も高速なインターネット回線となります。ギガに迫る下り最大664Mbpsでかなり高速です。

auひかりマンションタイプG 料金表

タイプG(お得プラン)料金

提供タイプ ネットのみ ネット+電話※1
料金(16契約以上) 4,180円/月 4,730円/月
料金(8契約以上) 4,510円/月 5,060円/月

マンションの建物共用部まで光ファイバーが引き込まれているマンション向けのサービスタイプです。

建物共用部から各戸までは既設の電話線を活用し、光ファイバーをマンション棟内の複数の利用者で共同使用します。

タイプGには、通信の最大速度の違いによりG契約とV契約の2種類があります。

  • G契約 下り664Mbps/上り166Mbps
  • V契約 下り100Mbps/上り100Mbps

UR都市機構(お得プランA)料金

提供タイプ ネットのみ ネット+電話※1
料金 4,180円/月 4,730円/月

UR都市機構の賃貸マンションにお住まいの方がお申し込めるプランです。マンションの建物共用部まで光ファイバーを引き込み、建物共用部から各戸までは既設の電話線を活用してご利用するタイプです。

※auひかりはプロバイダ料コミコミの料金でお得です

※1:電話サービスの月額料金550円を含む

★1:記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。(「タイプG(G契約)/都市機構G デラックスG(DX-G)」の最大値は上り下り合計最大830Mbpsです。)利用環境、回線の状況などにより大幅に低下する場合があります。

★2:タイプG(G契約)/都市機構G デラックスG(DX-G)は、他社同一規格の設備設置による干渉や、お客さま宅内までの棟内配線距離などにより、技術規格上の速度を下り最大100Mbps/上り最大100Mbpsとして提供する場合があります。

G.fast方式とは?インターネット環境を劇的に改善する新技術

G.fast(ジーファスト)方式は、既存の電話線を利用して高速インターネット通信を実現する技術規格です。従来のVDSL方式と同じく電話線を使用しながらも、大幅な速度向上を実現した画期的な技術です。

G.fast方式のポイント

  • 既存の電話線を使って高速通信が可能(実用では下り最大664Mbps/上り最大166Mbps)
  • マンション共用部から各戸までの配線工事が不要
  • 通信機器の交換だけで導入できる
  • 通常のVDSL方式と比べて約6倍以上の速度が出る

G.fast方式は2014年に策定された比較的新しいDSL規格で、特にマンションなどの集合住宅における高速インターネット環境の実現に大きく貢献しています。「G.fast」という名前は「高速(fast)」という意味と、「G」は「ギガビット級」を示しています。

マンションタイプVとタイプGは月額料金が同額です。

マンションが対応次第自動的に高速なタイプGになります。追加の工事や料金は一切不要です。

マンションの配線方式を理解する:FTTH vs VDSL vs G.fast

マンションのインターネット環境を理解するには、配線方式の違いを知ることが重要です。

FTTH方式(光配線方式)

FTTH(Fiber To The Home)は、NTT局舎から各家庭まですべて光ファイバーケーブルで接続する方式です。

  • メリット:高速(最大1Gbps~10Gbps)で安定した通信が可能
  • デメリット:マンション内の配線工事が大規模になり、費用と時間がかかる

VDSL方式(電話線利用方式)

VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)は、マンションの共用部までは光ファイバー、各戸までは既存の電話線を利用する方式です。

  • メリット:既存の電話線を利用するため導入コストが低い
  • デメリット:通信速度が遅い(理論値で最大100Mbps、実測では30~50Mbps程度)
  • 通信が混雑する時間帯は極端に遅くなることがある

G.fast方式(高速電話線利用方式)

G.fast方式は、VDSLと同じく電話線を利用しますが、通信技術の進化により大幅な速度向上を実現しています。

  • メリット:既存の電話線を利用しながら高速通信(最大664Mbps)が可能
  • メリット:VDSL方式から機器交換だけで対応できる
  • デメリット:設置距離に制限があり、ノイズなどの影響を受ける可能性がある

配線方式による速度比較表

配線方式 下り最大速度 上り最大速度 安定性 導入コスト
FTTH(光配線方式) 1Gbps~10Gbps 1Gbps~10Gbps 高い
VDSL方式 100Mbps 100Mbps 低い
G.fast方式 664Mbps 166Mbps 中程度

この表からわかるように、G.fast方式はVDSL方式と比較して圧倒的に高速です。FTTHには及ばないものの、コストと速度のバランスが取れた選択肢と言えるでしょう。

auマンションタイプGとは?G.fast技術を活用したKDDIのサービス

auマンションタイプGは、「建物共用部まで光ファイバーが引き込まれているマンション」向けのKDDIのサービスです。共用部から各戸までは既設の電話線を活用し、棟内の複数のユーザーで光ファイバーを共同利用するVDSL方式を採用しています。従来のauマンションタイプVからG.fast技術を導入することで大幅な進化を遂げています。

auマンションタイプGの契約種類

auマンションタイプGには、「G契約」と「V契約」の2種類があります。

契約種類 下り最大速度 上り最大速度 特徴
G契約 664Mbps 166Mbps G.fast技術を最大限活用
V契約 100Mbps 100Mbps G.fast対応設備があるがVDSL相当の速度

V契約は、G.fastに対応した設備を導入した物件で、従来のVDSL相当の速度でサービスを利用する場合の契約形態です。「G.fast」が導入された物件でタイプVプランを利用する場合に「タイプG(V契約)」として提供されます。より高速な通信を求める場合は、G契約への変更がおすすめです。

auマンションタイプGの提供条件

  • マンションの共用部にG.fast対応設備が導入されていること
  • G.fast対応のホームゲートウェイ(モデム)が必要
  • 契約可能なプロバイダは「au one net」「@nifty」「BIGLOBE」「So-net」の4社のみ

auマンションタイプG(G契約)の料金プラン

料金は契約するプロバイダや契約世帯数により異なりますが、一般的には以下のような料金体系です:

プラン名 契約世帯数 月額料金 契約期間 特徴
お得プラン 16契約以上 4,180円 2年自動更新 料金がお得
お得プラン 8契約以上 4,510円 2年自動更新 料金がお得
標準プラン 16契約以上 5,390円 なし 縛りなし
標準プラン 8契約以上 5,720円 なし 縛りなし

※料金は税込価格です。au one netで口座振替・クレジットカード割引適用時の料金が基準です。

VDSLからG.fast(タイプG)への変更方法

すでにauひかりマンションタイプVを利用している場合、マンションの設備がG.fast対応になると自動的に「マンションタイプG(V契約)」へ移行します。これは手続き不要で行われます。その後、ご希望であれば手続きによりG契約へ変更が可能です。

G契約への変更手順(プロバイダごとの違い)

契約しているプロバイダによって手続き方法が異なります。

au one netの場合

  1. My auへアクセスしau IDでログイン
  2. 「インターネット・電話」を選択
  3. 下部までスクロールし「契約内容の確認・変更」を選択
  4. 開いた画面下部から速度変更を申し込む

So-netの場合

  1. So-net会員サポートページへアクセスしログイン
  2. 契約内容変更から「マンションタイプG(G契約)への変更」を選択
  3. 注意事項を確認して申し込む
  4. So-netより「契約内容のご案内」が郵送で届く
  5. KDDIからG.fast対応のホームゲートウェイが届いたら接続

@niftyの場合

@niftyではカスタマーサービスデスクへの電話で手続きを行います。 電話をする際には、契約者情報やau ID情報などを準備しておくと手続きがスムーズです。

BIGLOBEの場合

  1. BIGLOBEの公式サイトからマイページにログイン
  2. 「マンションタイプG(G契約)への変更」を選択
  3. 現在のプランと変更後のプランを確認し、注意事項を確認

重要な注意点:

  • 一度G契約に変更すると、V契約には戻せません
  • 新しい宅内機器の設置が必要になる場合があります
  • G.fast対応のホームゲートウェイ(BL1000HWまたはBL1500HM)が必要です
  • 機器交換が必要な場合は3,300円(税込)の手数料がかかることがあります
  • 新しい機器を接続し電源を入れた翌日からG契約での利用が開始されます

G.fast方式のメリット・デメリット

メリット

  • 高速通信: VDSLの約6倍以上の速度(下り最大664Mbps)
  • 工事不要: 既存の電話線を利用するため、大掛かりな工事が不要
  • 導入コストが抑えられる: 光配線方式に比べて低コスト
  • 安定性の向上: VDSL方式より通信が安定する傾向がある

デメリット

  • 光配線方式より遅い: FTTHの1Gbps~10Gbpsには及ばない
  • J:COMのハイブリッド方式に及ばない:同軸ケーブルを使うためさらに高速
  • 設備導入が必要: マンションの共用設備がG.fast対応でないと利用できない
  • 対応プロバイダが限られる: すべてのプロバイダがG.fast対応サービスを提供しているわけではない
  • ノイズの影響: 電話線を使用するため、環境によってはノイズの影響を受ける場合がある

G.fast方式とVDSL方式の技術的な違い

G.fast方式とVDSL方式はともに電話線を利用しますが、以下の点で技術的な違いがあります。

使用周波数帯域

  • VDSL:最大30MHzまでの周波数帯域を使用
  • G.fast:最大212MHzまでの周波数帯域を使用(最初の規格では106MHz、後に拡張)

変調方式

  • G.fastはより高度なデジタル信号処理技術を採用
  • エラー訂正技術の強化により高周波でも安定した通信が可能

タイムディビジョンデュプレックス(TDD)方式

  • G.fastは上りと下りの通信を時分割で行うことにより、効率的な通信を実現
  • トラフィックパターンに応じて上り/下りの配分を柔軟に変更可能

ベクタリング技術の強化

  • G.fastは隣接する回線からのノイズ(クロストーク)を効果的に打ち消す技術を強化
  • 信号干渉を低減することで、実効速度を大幅に向上

最大到達距離と速度の関係

  • G.fast:線長100m未満で上り下り合計500Mbps〜1Gbpsの通信が可能
  • G.fast:最長250mまでの距離でも50Mbps程度の速度を確保
  • VDSL:最長約1.5kmまで利用可能だが、距離に応じて速度低下

これらの技術革新により、G.fastはVDSLと同じ電話線でありながら、大幅な速度向上を実現しています。「G.fast」の名前は「高速(fast)」と「ギガビット級(G)」を意味しており、古い電話線インフラを活用しながら最新の通信速度を提供する技術なのです。

G.fast対応状況:NTTとKDDIの違い

G.fast技術の導入状況は各通信事業者によって異なります。

NTT(フレッツ光)

2025年4月現在、NTTのフレッツ光ではG.fast技術を使ったサービスは提供されていません。VDSL方式のマンションでは、最大100Mbpsの速度制限があります。より高速な通信を希望する場合は、光配線方式への切り替えが必要です。

KDDI(auひかり)

KDDIは積極的にG.fast技術を導入しており、「auひかりマンションタイプG」として提供しています。VDSL方式対応のマンションでは、共用部分の切り替え作業が順次行われており、G.fast対応物件は増加傾向にあります。

auひかり マンションタイプGの口コミ・評判

以下は、X上で見つかった「auひかり マンションタイプG」に関するユーザーの口コミや評判のまとめです(2025年4月23日時点)。ユーザーの主観的な意見であり、実際のサービス品質は環境や条件によって異なる場合があります。

Xポストのまとめ

速度向上に満足の声

「auひかり マンションタイプGに変更したのに以前の速度と同じ、、、と嘆いていましたが、本日確認したところ下りがVとくらべて3倍と爆速、上りも1.5倍程度速度が上がってました!こちらの環境は同じなので、先方でVからGへの契約に伴う設定変更が行われたのだろうか? #auひかり」

コメント: タイプVからタイプGに変更後、設定変更が反映されたことで速度が大幅に向上。最大664Mbpsのポテンシャルを実感。

導入期待の声

「auひかりの設備、保守できなくなったので更新するとのこと。これはマンションタイプGになる期待大。」出典: @botanicfields, 2024年3月27日

コメント: マンションの設備更新によりタイプGへの移行を期待。G.fast方式の高速通信への関心が高い。

速度実感の報告

「昨日auひかりマンションタイプG開通しました。速い!下り50Mbsが250Mbpsに!」出典: @Kawauso0124, 2022年5月25日

コメント: 開通直後の速度テストで大幅な速度向上を確認。以前の回線と比較して満足度が高い。

好印象の感想

「フム(( ˘ω ˘ ))フム auひかりのマンションタイプGいい感じや(´ω`*)」出典: @sh_mikeneko4869, 2024年3月25日

コメント: 具体的な数値はないものの、タイプGの使用感に好印象。ライトな表現で満足感を伝えている。

エリア拡大への要望

「auひかりのタイプGは東京ばかりだなぁ。神奈川も対応してくれい。」出典: @hyutec, 2023年11月9日

コメント: タイプGの提供エリアが限定的であることへの不満。エリア拡大への期待。

速度への不満

「auひかり、マンションタイプGに契約しています。通信速度に不満があり、色々調べているのですが、上記より早くスムーズなのはありますでしょうか?…」出典: Yahoo!知恵袋経由で言及

コメント: タイプGの速度に不満。V契約(100Mbps)や環境による可能性。

auマンションタイプGのユーザー体験談

実際にauマンションタイプG(G契約)を利用しているユーザーの声と実測値を集めました。

体験談1:VDSLからG.fastへの切り替えで4倍の高速化を実現

あるユーザーはVDSL方式から切り替えることで、ダウンロード速度が約4倍に向上したと報告しています。スピードテストの結果によると、VDSL方式では下り約75Mbpsだったのが、G.fast方式に切り替え後は下り300Mbps以上を記録しました。

特にオンラインゲーム(モンハンなど)でのラグが解消され、これまでVDSLでは夕方や夜のピーク時間帯(17:00〜18:00、20:00〜22:00)に速度低下で苦しんでいたのが、G.fast方式では安定して高速通信ができるようになったとのことです。

実測値は、規格上の最大値(下り664Mbps/上り166Mbps)の約6〜7割程度となっていますが、これはVDSL時代も同様の割合だったため、G.fast方式の特性として最大値の70%程度が現実的な速度と考えられます。

その他のユーザー報告

  • 「下り速度が400Mbps以上出て、オンラインゲームのラグが解消された」
  • 「ビデオ会議がスムーズになり、在宅勤務の効率が上がった」
  • 「同時に複数のデバイスで動画視聴しても遅延しなくなった」
  • 「4K配信も安定して視聴できるようになった(4K配信は約25Mbps必要)」

速度に影響する要素

ただし、マンション内の配線状況や距離によって速度にはばらつきがあるのも事実です。特に、以下の要因により速度が低下することがあります:

  • お部屋から通信機械室(MDF)までの距離が長い場合(G.fastは100mを超えると速度低下が始まる)
  • 他社同一規格の設備設置による干渉がある場合
  • お客様宅内までの棟内配線距離などの問題
  • 建物内の電気ノイズの影響

G.fast方式は信号周波数を従来のVDSL(最大30MHz)よりもはるかに高い周波数(最大212MHz)を使用しているため、配線品質の影響を受けやすい特性があります。

こうした条件によっては、技術規格上の速度が下り最大100Mbps/上り最大100Mbpsとして提供される場合もあります。auひかりのサービスはベストエフォート型のため、記載の速度は技術規格上の最大値であり、実際の使用速度を保証するものではありません。

G.fast方式導入における注意点

機器交換の必要性

  • G.fast対応のモデムとホームゲートウェイが必要(レンタル可能)
  • 既存機器からの交換が必要な場合は交換手数料がかかる場合も

利用可否はマンション次第

  • G.fast対応はマンションの設備に依存
  • 個人での導入申請はできず、KDDIの設備更新計画による

速度に影響する要因

  • マンション内の配線距離
  • 他社同一規格の設備設置による干渉
  • お住まいの環境によっては、速度が下り最大100Mbpsに制限される場合も

ベストエフォート型サービス

  • 記載の速度は技術規格上の最大値
  • 実際の使用速度は環境により変動

G.fast導入をマンション管理組合に提案するポイント

マンションにG.fast技術の導入を提案したい場合は、以下のポイントが効果的です。

コストメリットの強調

  • 光配線方式に比べて工事費用が大幅に抑えられる
  • 既存の電話線インフラを活用できる
  • 建物内配線工事が不要で、共用部の機器交換のみで対応可能

導入の簡便さ

  • 共用部の機器交換のみで対応可能
  • 各戸内の工事が不要
  • 入居者への影響が少ない

資産価値向上のアピール

  • 高速インターネット環境はマンションの資産価値向上に貢献
  • 入居者満足度の向上につながる
  • 入居希望者へのアピールポイントになる

テレワーク対応

  • テレワークやオンライン学習に必要十分な通信速度を確保
  • ビデオ会議やクラウドサービス利用の快適性向上
  • 複数デバイスの同時使用でも安定した通信が可能

具体的な導入事例の紹介

  • 他のマンションでの導入事例と効果の紹介
  • 導入後の住民満足度調査結果の提示
  • 「速度向上により在宅勤務、オンライン授業が快適になった」などの実際の声の紹介

これからauひかりを契約するなら

お住まいのマンションがFTTHに対応していればFTTH、G.fastに対応してるならG.fastになります。

申込時にマンションプランを選ぶことで自動的にG.fastが採用されます。

現金キャッシュバックキャンペーンもお得です。

G.fast方式の今後の展望と期待

G.fast技術は今後も進化を続け、より高速で安定した通信が期待されています。

  • 次世代規格の開発
  • 対応エリア・物件の拡大
  • より高い周波数帯域を使用した新バージョンの登場

また、G.fastはFTTHへの過渡期の技術としての役割も果たしており、将来的には全ての住宅でFTTH化が進むと予想されます。ただし、既存マンションのインフラ制約を考えると、G.fast技術の需要は当面続くでしょう。

まとめ:G.fast方式はマンションネット環境の救世主

G.fast方式は、マンションのインターネット環境を大幅に改善する画期的な技術です。特にVDSL方式でネット速度に不満を感じていた方には、auマンションタイプG(G契約)への変更を強くおすすめします。

  • VDSL方式と比較して約6倍以上の速度(下り最大664Mbps/上り最大166Mbps)
  • 光配線方式に比べて工事費用が低く抑えられる
  • 機器交換だけで高速インターネットを実現
  • タイプV契約と同じ月額料金でG契約に変更可能(お得プラン選択時)

auマンションタイプG(G契約)は速度の速いプランですが、月額料金は標準プランよりもお得プランの方が月額1,210円も安く利用できます。長期的に利用する予定の方は、お得プランでの契約をご検討ください。

お住まいのマンションがG.fast対応かどうかは、auひかりの公式プロバイダ(au one net、So-net、BIGLOBE、@nifty)に問い合わせるか、公式サイトで確認してみましょう。現在auひかりマンションタイプVをご利用の方は、マンションの設備がG.fast対応になると自動的に「タイプG(V契約)」へ移行します。その後、手続きによりG契約へ変更が可能です。

快適なインターネット環境は、在宅勤務やオンライン授業、動画視聴など、現代の生活に欠かせません。G.fast技術を活用して、マンションでも快適なネット環境を手に入れましょう。

auひかりマンションタイプGが利用可能な提供エリア

auひかりマンションタイプGは、基本的にauひかりの提供エリア内であれば利用可能です。ただし、実際にG.fast技術が導入されているかどうかはマンション設備の状況によって異なります。

auひかり提供エリア(都道府県一覧)

auひかりは全国47都道府県でサービスを提供していますが、一部地域では提供されていない場合があります。

地域 都道府県
北海道・東北 北海道、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県
関東 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
甲信越・北陸 新潟県、長野県、山梨県、富山県、石川県、福井県
東海 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
近畿 大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県
中国 広島県、岡山県、山口県、鳥取県、島根県
四国 香川県、愛媛県、徳島県、高知県
九州・沖縄 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

ただし、G.fast技術の導入状況については地域差があり、特に都市部を中心に展開が進んでいます。X上のユーザー投稿からも、東京都内での導入が先行しており、神奈川県などへの拡大を望む声が見られました。

G.fast方式の導入が進んでいる地域

G.fast方式の導入は、以下のようなマンションで優先的に進められています:

  1. 比較的新しい(2010年以降建築)マンション
  2. 大規模マンション(50世帯以上)
  3. インターネット契約率が高いマンション
  4. 都市部のマンション(特に東京、大阪、名古屋などの大都市圏)
  5. UR都市機構の物件

特にUR都市機構(旧都市再生機構、公団住宅)の物件では、「都市機構G」として専用プランが用意されており、導入が積極的に進められています。このため、「FTTH工事ができない集合住宅」をお探しの方は、UR都市機構の物件を検討するのも一つの選択肢です。

マンションタイプG対応の確認方法

お住まいのマンションがG.fast方式に対応しているかどうかは、以下の方法で確認できます:

  1. auひかり公式サイトでマンション名や住所から検索
  2. お住まいのマンションの管理組合に問い合わせる
  3. KDDIのカスタマーサポートに電話で問い合わせる
  4. 契約中のプロバイダ(au one netなど)に問い合わせる

なお、すでにauひかりマンションタイプVを利用している場合、マンションの設備がG.fast対応に切り替わると、自動的に「タイプG(V契約)」となります。この場合、利用中のプロバイダのマイページや電話でG契約への切り替え手続きを行うことで、高速通信が可能になります。

フレッツ光とauひかりマンションタイプG(G.fast)の比較

フレッツ光とauひかりマンションタイプG(G.fast)を比較すると、それぞれに特徴があります。

速度面での比較

サービス 配線方式 下り最大速度 上り最大速度 実測値の目安
フレッツ光(VDSL) VDSL 100Mbps 100Mbps 30〜50Mbps
フレッツ光(光配線) FTTH 1Gbps 1Gbps 200〜700Mbps
auひかりタイプG(V契約) G.fast 100Mbps 100Mbps 30〜70Mbps
auひかりタイプG(G契約) G.fast 664Mbps 166Mbps 200〜450Mbps

前述の通り、NTTのフレッツ光では現在G.fast技術が導入されていないため、VDSL方式のマンションではauひかりマンションタイプG(G契約)の方が圧倒的に高速です。

一方、フレッツ光の光配線方式と比較すると、理論値では光配線方式の方が速いものの、実測値では大きな差がない場合も多いです。日常的な利用であれば、どちらも快適に使用できるレベルと言えるでしょう。

料金面での比較

サービス プラン 月額料金(2年契約) 初期費用 キャンペーン
フレッツ光(VDSL) ミニ 3,850円〜 工事費実費 工事費無料キャンペーンあり
フレッツ光(光配線) ミニ 3,850円〜 工事費実費 工事費無料キャンペーンあり
auひかりタイプG お得プラン(16契約以上) 4,180円 工事費無料 キャッシュバックキャンペーンあり

※料金は税込表示です。フレッツ光の場合はプロバイダ料金が別途必要です。 ※auひかりの場合はプロバイダ料金込みの表示です。

フレッツ光は基本料金が安いようにも見えますが、プロバイダ料金が別途必要なため、トータルコストではそれほど大きな差はありません。むしろ、auひかりはプロバイダ料金込みで、キャッシュバックキャンペーンも充実しているため、総合的にはお得な場合が多いでしょう。

開通工事の比較

サービス 配線方式 工事の規模 工事期間 入居者への影響
フレッツ光(VDSL) VDSL 1〜2時間 少ない
フレッツ光(光配線) FTTH 半日〜1日 大きい
auひかりタイプG G.fast 1〜2時間 少ない

開通工事の面では、VDSL方式とG.fast方式はどちらも既存の電話線を使用するため、工事の規模は小さく、入居者への影響も少ないです。一方、フレッツ光の光配線方式は、マンション内の配線工事が必要となるため、工事の規模が大きく、時間もかかります。

開通までの日程の比較

auひかりマンションタイプGは、マンション共用部の設備さえG.fast対応になっていれば、開通工事までの日程が比較的短いという特徴があります。

サービス 申込みから開通までの目安
フレッツ光(新規) 2週間〜1ヶ月
auひかり(新規) 2週間〜3週間
auひかりタイプVからタイプGへの変更 数日〜1週間

特に、すでにauひかりマンションタイプVを利用している場合、タイプGへの変更は機器交換のみで済むため、開通までの期間が短く済みます。

UR団地(都市機構)でのauひかりマンションタイプG

UR団地(都市機構)では、auひかりの「都市機構G」という専用プランが提供されています。このプランは、UR都市機構の賃貸マンションにお住まいの方限定のプランで、通常のマンションタイプGと同様に、G.fast技術を活用した高速インターネット接続が可能です。

都市機構Gの特徴

  • UR都市機構の賃貸マンション専用プラン
  • G.fast技術による高速通信(下り最大664Mbps/上り最大166Mbps)
  • マンションの契約数に関わらず一律料金
  • 独自の「お得プランA」が用意されている

都市機構G(お得プランA)料金

提供タイプ ネットのみ ネット+電話
料金 4,180円/月 4,730円/月

※電話サービスの月額料金550円を含む

UR団地でのauひかり導入の流れ

  1. UR都市機構の担当窓口または管理事務所に確認(インターネット設備の確認)
  2. auひかりの公式サイトまたは代理店から「都市機構G」プランで申し込み
  3. 開通工事の日程調整
  4. 工事当日に機器の設置とインターネット接続の確認

UR団地では、すでにG.fast技術に対応した共用設備が導入されているケースが多いため、比較的スムーズに高速インターネット環境を整えることができます。

光ファイバー工事ができない集合住宅での選択肢

FTTH(光配線方式)の工事ができない集合住宅では、いくつかの選択肢があります。

選択肢1: auひかりマンションタイプG(G.fast方式)

最も推奨される選択肢です。G.fast技術により、電話線を使いながらもギガビット級に迫る高速通信が可能です。

  • 最大速度: 下り664Mbps/上り166Mbps
  • 月額料金: 4,180円〜(お得プラン、16契約以上の場合)
  • メリット: 高速、工事規模が小さい、キャッシュバックキャンペーンあり

選択肢2: J:COMのハイブリッド方式

J:COMのハイブリッド方式は、建物共用部までは光ファイバー、各戸までは同軸ケーブルを使用する方式です。

  • 最大速度: 下り1Gbps/上り100Mbps(プランによる)
  • 月額料金: 4,378円〜(ネット単体プラン)
  • メリット: 高速、テレビとのセット割がある、工事規模が小さい

選択肢3: フレッツ光のVDSL方式

NTTのフレッツ光でもVDSL方式のサービスが提供されています。

  • 最大速度: 下り100Mbps/上り100Mbps
  • 月額料金: 3,850円〜(プロバイダ料金別1,200円~)
  • メリット: NTTの安定性、工事規模が小さい

選択肢4: モバイルWi-Fi/ホームルーター

配線工事が一切不要な無線インターネット接続も選択肢の一つです。

  • 最大速度: 製品による(5G対応で下り最大4.2Gbps理論値)
  • 月額料金: 3,000円〜5,000円程度
  • メリット: 工事不要、持ち運び可能(一部製品)

選択肢の比較表

選択肢 最大速度(下り) 安定性 工事規模 総合評価
auひかりマンションタイプG 664Mbps
J:COMハイブリッド方式 1Gbps
フレッツ光VDSL 100Mbps
モバイルWi-Fi 回線による なし

光ファイバー工事ができない集合住宅では、G.fast方式(auひかりマンションタイプG)またはJ:COMのハイブリッド方式が最もバランスの取れた選択と言えるでしょう。特にオンラインゲームやビデオ会議、4K動画視聴などの高速通信が必要な用途には、これらの選択肢がおすすめです。

最後に:auひかりマンションタイプGの申し込み窓口

auひかりマンションタイプGに興味を持たれた方は、以下の窓口から申し込みが可能です。

  1. auひかり公式サイト
    • 公式サイトからの申し込みでは、基本的なキャンペーンが適用されます。
    • マンション名や住所からタイプG対応状況を確認できます。
  2. auショップ
    • 対面での申し込みが可能で、疑問点をその場で解決できます。
    • 店舗限定のキャンペーンがある場合もあります。
  3. 代理店
    • 独自のキャッシュバックキャンペーンを実施していることが多いです。
    • 手続きのサポートも受けられます。

いずれの窓口で申し込む場合も、事前にお住まいのマンションがG.fast対応かどうかを確認しておくことをおすすめします。また、現在ご利用中のインターネットサービスがある場合は、解約のタイミングにも注意が必要です。

快適なインターネット環境は現代生活に欠かせません。特にマンションにお住まいの方は、VDSL方式の遅さに悩まされていることも多いでしょう。G.fast技術を活用したauひかりマンションタイプGは、そんな悩みを解決する強力な選択肢となります。速度と価格のバランスが取れたこのサービスで、ストレスのないインターネット生活を手に入れてください。